草津市の文化ゾーン、立命館大学びわこ草津キャンパスや、静かな住宅地近くの里山の中に構える窯元です。
1997年に草津市から「草津焼」として第1期の指定ブランド、2019年には草津ブランドの指定を受けられました。

作陶いただきましたのは山元様。

窯により焼成した陶土は月日が経っても風化しないまま、継続して後世に残り続けます。 　
残り続けることは自然に対して責任を負うことでもあるとお考えの山本様と、古いものが大好きで、度々ヴィンテージ品を掘り起こしては新たに植物と合わせて蘇らせることを好む私にとても響くものがあり、この度お声がけさせていただきました。

リクエストしたのは、優美なラインがありながらも、強さや芯を感じさせるもの、
そして受け皿を設けることでデザインのアウトラインがチグハグにならないよう、繋がりを意識した造形をリクエストしました。

季節や焼く回数など、造形の段階で数%縮むことを知っていながらも、無理なお願いをしてしまっただろうか、、、
と待つこと数ヶ月、上がってきたサンプルを拝見して、その緻密さと美しさに感動しました。

まるで芸術作品。

すでに使い古したような独特の釉薬も、ずっと使い続けてきたかのような安心感を感じさせるものでした。

この先使っていくと、より一層色濃くなり味わいを増す経年美化をも楽しめるのだそう。
植える植物も、そしてこの植木鉢も、共に育てていってください。

山元様もとても植物がお好きで、窯元にはご自身の作陶した作品に植えられたたくさんの植物たちが並んでいました。

植物ラバーな山元様だからこそわかる、水捌けの具合や穴の大きさ、そんな機能美にも追求くださりました。

3サイズ2色の展開です。

ぜひ、手に取ってみてください。